3つ同時に新しいことを始める
こう聞くとほとんど全ての人が懐疑的になってくれると思います。
人生誰しも、新しいことにチャレンジしようとか悪習を断ち切って毎日ランニングするぞ、みたいなことをやっては三日坊主になってしまい、更にそこから自己嫌悪になり、自分を変えるなんてことは一部の優れた人間にしかできないことだと自己評価を下げる、みたいなことは経験してるものです。
ただでさえ新しい習慣が続かないのに3つも同時に始めたら3倍悲惨になるだけでは?
僕もこの話を何かの本で読んだとき、ほんの一瞬何を馬鹿なと思ったんですが、少し考えて腑に落ちました。
というのもまったくの偶然でその一年前から新しいことを3つ同時に始めてうまくいっていたからです。
変わり続けているという確かな実感
Webエンジニアになる前、当時カメラマンをしていた僕は仕事を辞め、勉強だけの期間を自分に1年間設けて3つことをやると決めました。
- プログラミングの勉強をして憧れていたエンジニアになる
- 英語を勉強して、海外で働けるようにする
- ジムに行ってウェイトトレーニングをしてマッチョになる
1年後、僕は無事エンジニアに転職、日常会話程度の英語なら問題なく話せるようになり、体も人から何かやっているのか聞かれる程度には大きくなりました。
更にその2年後ドイツに行くことになります。
振り返って考えると、成功できたのはうまくいかない時も3つのうちのどれかは成長していたからです。
自慢じゃないですが僕もなかなかに怠惰な人間で、仕事をやめて勉強に専念しているにも関わらず1日の半分をダラダラして過ごしたりする程度に残念な人間です。
毎日英単語を20個覚えると決めたのに、それをやらない日もありました。
そんな時でもプログラミングの勉強が進んでいれば、自分は進歩しているという満足感があり、
逆にプログラミングの進捗がいまいちの時でも、体についてきた筋肉を触ってニンマリできるわけです。
結局のところ、「自分は今変わり続けている」という成果や実感がモチベーションの全てだと思います。
始めたことが続かない理由は、面白くなくて面倒臭いからですが、本当の理由は自分が本当に変われると想定してない、信じきれていないということ。
例えば2年後に英語がペラペラになっているという未来を知っていたら、誰だって2年間努力できます。
案外変われる
エンジニアに転職して海外移住もしたので、人からすごいですね、とか真似できませんと言われることが増えたんですが、現在進行形ダメ人間から言わせてもらうと、 人間て案外変わるし、人間の能力も対して違わない、違いがあるとしたら積み重ねの結果に過ぎないので、自分も積み重ね始めたら良いということ。
自己啓発本なんかで「習慣」がいかに人生を変えるかというのはよく書かれていますけど、歳を重ねれば重ねるほど実感します。
以上、ダメ人間の自分への戒めです。