人生を豊かにするために意識している5つのこと

April 29, 2021

life
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Image by Gian D.

Enrich life

人様にアドバイスするようなものではありません。
自分の生活の中で人生のEnrichmentについて何を意識しているかまとめました。

何言ってんだコイツと思うもよし、参考にしていただけたり、賛同や実践していただけるのなら尚よし。

1. 光を感じる

light

これは僕がフォトグラファーだから言えるのかもしれません。写真を始める前は自分がどう感じていたかももう思い出せません。
光を感じるというのは、光を今この瞬間自分に与えられているもの、自分に降り注いでいるものとして認識すること。

そして光と影の単純な美しさに目を向けること。
何より、光を感じるということは日常の一瞬一瞬に目を向け、その細部を噛み締めるということです。

2. 今食べる、今味わう

eat

何を当たり前なことを思うかもしれませんが、日常の忙しさの中でおざなりに食事していませんか?
スマホを見ながら、考え事しながら、食べられることが当然だと思いながら。

食べているものがカップラーメンか高級なものかは関係なく、今食べることに全神経を集中していなければ、100%で味わっていないはずです。

そして今日その食べ物が食べられることに感謝すること。
僕は食事に集中することを始めてから明らかに食事がおいしくなりました。ただ意識するだけでです。
心から「いただきます」と「ごちそうさま」を言えば、食べていることに幸福すら感じます。

3. 物語に触れる

story

僕はありとあらゆる物語が好きです。映画、小説、漫画、悲しい話、怖い話、感動する話。
もちろん我々一人一人の暮らしも物語ですし、世の中に数え離れない数の物語があるわけです。

物語に触れるということは多様性を知ることだと思っています。
世の中がいかに多様であるかを知れば知るほど、常識や枠組みに惑わされることが少なくなると思います。

僕はどんなに忙しくても小説を読んだり、映画を見るようにしています。
というかそれ無しでは生きていけないです。

自分とその周り数十人の物語しか知らずに死んでいくなんて、そんなもったいないことはありません。

4. 自分がワクワクするものを使う

things

毎日使うものはできるだけ自分が使いたいと思うもの、美しいと思うものを使うようにしています。 そういうものは多少高くても買うようにしています。

大切なのは、高級だからとかブランド品だから買うのではなく、自分が良いと思ったかどうかです。

僕はなぜか文房具やカトラリーが好きなのですが、数年前にすべてのカトラリーを Kay Bojesen というデンマークのブランドに変えました。
一目惚れでした。小さなティースプーンでも1本1000円以上するので、興味のない人からすれば余計な買い物ですが、僕にとって毎日ワクワクするものなので迷わず買いました。

信じられないかもしれませんが、使い始めて3年以上たつ今でも使うたびに惚れ惚れしながら使っています。 毎日使うものだからこそ、それを使うたびに喜びを感じるなら、これほどコスパの良いものはありません。

逆にダサいと思うものは迷わず捨てますし、そもそも買いません。

5. 死を想う

death

1000個あるチョコレートを食べるのと、あと10個しかないチョコレートを食べるのとでは気持ちも味わい方も違います。
当たり前のことです。でもこの当たり前のことは人生も同じです。

我々の怠惰な習慣や脳みそを諸行無常に立ち戻らせてくれるのは死を想う瞬間だけです。

死を過剰にネガティブなものや悲しいもの、縁起の悪いものと考える人が多いですが、あまり共感しません。
死はただの期限です。いつ来るかはわかりませんが。

仕事も遊びも生活のほとんどは全て期限があるからできること、楽しめることばかりです。
期限を無視して良いことなど何もないことは知っているのに、死という最も大切な期限だけを見ないようにするのは得策とは思えません。

今の積み重ね

結局はその瞬間にフォーカスして一瞬一瞬を味わっていくということなんだと思います。
これを達成したら幸せになれるとか、明日幸せになれる来年は幸せになれるとかじゃなくて、今の感覚や幸せを注意深く摘み取っていかないと全ておざなりに過ぎ去っていくだけだと思います。

明日も来年もその時がきたら結局は「今」なので、「今」に対する感度を高めることで人生が濃くなっていくんじゃないでしょうか。


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元カメラマン。今はベルリンで働くWEBエンジニア。
スロバキア人の妻とドイツ猫二匹の多国籍家族。